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診療科目

呼吸器内科

症状としては、咳、息切れ、喘鳴(ゼーゼー)、いびきなどがあります。かぜ、気管支炎はもちろん、代表的な病気にはぜんそく、肺気腫・慢性気管支炎(COPD)、肺炎、抗酸菌感染症(結核・非結核性抗酸菌症)、肺がん、睡眠時無呼吸症候群などがあります。

また、少し珍しい病気ですがサルコイドーシスは私が大学で研究テーマの1つとしていました。非結核性抗酸菌症は私が研修医の頃は珍しい病気でしたが、今、大変増えています。

内科

市立大学病院時代の総合内科の経験、全身性疾患であるサルコイドーシス診療の経験を生かし、患者様の全身ケアに努めます。「臓器を診るのではなく、全身を診る」が私のモットーです。

高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣病の治療、特定健診などを行います。

禁煙外来

呼吸器病だけでなく、心臓病、脳卒中、歯周病、あらゆるがんなど多くの病気にタバコが関係しています。

一定の条件を満たせば保険で禁煙診療を受けられます。
(予約制 詳しくは、℡.052-859-1007 までお問い合わせ下さい。)

予防接種

インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチン、コロナワクチン。

(予約制 詳しくは、℡.052-859-1007 までお問い合わせ下さい。)

高血圧

高血圧は本態性高血圧と二次性高血圧の2つに分けられます。日本人の高血圧のうち、8割から9割が本態性高血圧です。
本態性高血圧は遺伝的要因、食塩の過剰摂取など複数の要因が組み合わさって起こります。
二次性高血圧は副腎ホルモンの異常や腎臓病など原因が明らかです。初診では血液検査などして2つのどちらであるかを調べます。

一般には診察室血圧と家庭血圧を測定します。判定は家庭血圧のほうを優先します。
診察室血圧の収縮期血圧/拡張期血圧のどちらか一方でも140/90mmHg以上、また、家庭血圧のどちらか一方でも135/85mmHg以上である場合高血圧と診断します。
診察室血圧130/80mmHg以上、家庭血圧125/75mmHg以上(75歳以上ではそれぞれプラス10)の方は高値血圧と診断され、脳心血管病の危険性が高くなり、放置してはいけない病態です。
家庭血圧は朝と夜1日2回、座位で測定します。血圧計は手首にカフを巻くタイプではなく、上腕に巻くタイプを使用しましょう。
朝は起床後1時間以内、排尿後、食前に測ります。夜は就寝前に測ります。
いずれも1-2分の安静後に測ります。2回測って、全てを記録しましょう。

おもな降圧薬
○カルシウム拮抗薬 血管を広げて血圧を下げます。
○アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB) 血管を収縮させる物質を遮断します。
○アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬) 血管を収縮させる物質を遮断します。
○利尿薬 血管からナトリウムや水分を抜いて血圧を下げます。
○β遮断薬 交感神経をブロックすることによって心臓の過剰な働きを抑えます。
など
4つ以上必要な場合などでは名古屋市立大学病院など関連病院と連携して治療致します。

予気管支喘息、小児ぜんそく

どんな病気?
気道(気管支など空気の通り道)に慢性的な炎症があり、気道が狭くなっています。症状がないときでも常に炎症を起こし、しばしば気道が狭く、空気が通りにくくなっています。
炎症により気道が敏感になっているため、埃やダニやカビなど、花粉やペットの毛、気温差、天候、黄砂、風邪、タバコの煙など刺激があるとさらに気道が狭くなります。
発作の症状がないときでも気道の炎症は続いています。
アレルギーの病気がある人はなりやすいです。小児ではダニアレルゲンに対する抗体の保有率が90%あります。

症状
咳、痰、喘鳴(ぜんめい、ヒューヒューゼーゼー)、息苦しさ。
夜間や早朝に症状がでやすいです。ぜんそくは一日のうちでも変動があることが特徴です。
風邪をひくたびに、咳が長く続く。とくに小児では運動した後、咳込んだり息苦しいことも特徴の1つです。小児では息苦しさが重要です。
ぜんそくの発作は、軽いものから重症で緊急性を要するものまであります。

小児ぜんそくは治りますか
小児ぜんそくの多くは、治療を続ければ成長とともに症状が軽くなり、治っていきます。
そのまま成人まで残ることもありますし、成人になってから再発することもあります。
ぜんそくは慢性病です。調子をみながら慎重に治療を軽くし、できれば中止します。根気よく治療しましょう。
炎症が長時間続くと気管支が硬くなって、気道が狭いまま戻らなくなります。(リモデリング)

小児ぜんそくの治療
目標は症状(発作、とくに呼吸が苦しくなる状態)がなく、健康な人と変わらない生活を送れるようにすることです。
うまくコントロールして、病気のない子どもとスポーツも含めて、同等の生活を送れるようにします。呼吸機能も正常に保つことが目標です。
以下のリリーバーを使用する回数を減らす、なくすこと。

小児ぜんそくの治療薬
長期管理薬(コントローラー)と発作治療薬(リリーバー)
コントローラー:気道の炎症を安定化して発作を予防します。
多くの場合、吸入ステロイドかロイコトリエン拮抗薬を使用します。
リリーバー:発作が起きてしまったとき、起こりそうなときに対応します。
短時間作用型気管支拡張薬を使用します。ぜんそくの慢性炎症を改善する効果はありません。
年齢や重症度に合わせて、薬の種類や量を決めます。
ぜんそくは、根気よく治療を継続すれば、コントロールのできる病気です。

セルフケア
アレルゲン対策は「増やさない」と「取り除く」。細やかな掃除を徹底しましょう。
ハウスダスト、ダニ、カビを排除しましょう。ソファ、じゅうたんは要注意です。ふとんやぬいぐるみにも注意しましょう。
ふとんなどは丸洗いできるものを選びましょう。天日干しや乾燥器を使って乾燥させましょう。干したふとんははたかず掃除機がけしましょう。
高密度繊維ふとんカバーを使用する。エアコンのフィルターの掃除をしましょう。鉢植えは室外におく。カーテンを洗濯する。フローリングが望ましいです。湿気を除去する。換気する。
他アレルゲン、原因となりうるもの:ペットの毛やフケ、花粉、大気汚染、ウイルス、気圧の変化、タバコを含めて煙、食物アレルギー、ストレス、激しい運動など。
風邪の予防のため手洗い、うがいをしっかりしましょう。
規則正しい生活を送りましょう。
ご家族の喫煙は厳禁です。

学校では
掃除当番のときにはマスクをしましょう。
動物の飼育係は避けましょう。
座席は黒板から離れた場所にしてもらいましょう。
※当院では10歳以上のかたの診療を致します。

 

診療のご相談お問い合わせ

市大前さとうクリニック

所在地

〒467-0806
名古屋市瑞穂区桜見町2丁目16番地
ガーデンクルセ櫻見館1A
Tel : 052-859-1007
Fax : 052-859-1008

診察時間

平     日
午前: 9時-12時
午後: 3時30分-6時
休 診 日
木曜・日曜・祝日・土曜日午後

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■ 関連リンク

  • 厚生労働省
  • 日本医師会
  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会
  • 特定非営利活動法人/日本呼吸器内視観学会
  • 一般社団法人/日本結核病学会
  • 一般社団法人/日本アレルギー学会
  • 日本禁煙学会
  • 日本睡眠学会
  • 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会